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2012.12.04 Tuesday

声フェチ

 わたしは今時めずらしいメイクのコンパクトみたいな携帯電話を使い続けている。取り出すたびにその中途半端な形に羞恥心を抱くものの電車に乗れば皆一心不乱にiPhoneなぞをスクロールするのに夢中な図を見るとボーっとしてやれ、と思わずにはいられない。
で、思うのだが、最近の皆のやりとりは間違いなく音声であった電話より音を発しない画像中心に変わった。イケてる写真一発に抽象画のタイトルのような一言を添えてウケるのがいいとされている。瞬間ウケしなきゃいけないのだ。メールもどんどん短文化し「長文で失礼しました」とか無駄に添えられている。手間をとらせないのがエチケットなのだ。
声フェチな私は電話の声が素敵な男性に実際の姿はどうであれ確実に惹かれる傾向にあった。寝る前に聞きたい声かどうかが運命の分かれ道だったものだ。話す内容もどうでもいい。電話フィルター通した声の質を楽しんでいたのだ。もはや時代のせいか(モテぬせいか)男女問わず知り合って何年にもなるのに電話での声というのを知らないままの人が増えた気がする。
人とのやりとりにリアルな時間軸を失いつつある今は音楽も対峙して聴くものではなくなりつつあるような気がする。そもそも音楽とは歌うものだったのか祈るためだったのか踊るためだったのか、咳払いもせず対峙するものではなかったのかもしれない。さほどこれからの時代を嘆く事はないのかもしれぬ。これからウケる音楽は必然的に変わる、小説等文字もそうであろう。
ウケる男も女もフェチネタも必然的に変わるのだろう。と、古本の臭いが好きなのだがとりあえずKindleの到着を待つのであったぞ、と
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